人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ)/ことわざ

相手を討った自分が誰かに討たれる侍のイラスト絵
相手を討った自分が誰かに討たれるの図 イラスト(C)NOB

「人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ)」/ことわざ

他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる。人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ。(デジタル大辞泉より)

面白いことわざだと思う。相手(人)を殺そうとすれば、自分も殺される。すなわち、人を恨めば自分もだれかに恨まれることになる。人生って、人に嫌なことをすれば、その分必ず自分に跳ね返ってくるんですね。(ドキっ!笑) 逆に、人に良いことをすれば、廻りに廻って自分に良いことが回ってくるんだと思う。よって、人生は人に良いと思われるようなことをし続けることが、結果として自分の人生を幸せにしてくれるということなんですね。(^^)

また、人生は人のせいや環境・モノのせいにしてもいけないと、よく言われます。
他人や環境・モノのせいにしていると、人は成長できない、いや成長しないどころか、創意工夫を忘れるし、愚痴っぽくなるしで、自分を蝕むことになりかねない。

「人のせいにせず、政治のせいにせず、森羅万象のせいにせず、前向きに意欲を持つ事。」
ソフトバンク創業者 孫正義氏の言葉だ。

森羅万象(しんらばんしょう)とは、「新明解四字熟語辞典」によると、
”天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。「万象(ばんしょう)」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。”とある。
キリスト教徒であるイエズス会の『日葡辞書(にっぽじしょ)』には、「御主デウス(神、創造主)森羅万象ヲツクリタマウ」と記されている。
ということは、宇宙を含んだこの世に存在するすべてのものという意味だ。

以上より、人生は、
「人を恨むな、何のせいにもできない、前向きに生きることが大事」ということか!

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